篆刻について
山梨県にて”王義之”蘭亭序の拓本に挑戦してきました。
篆刻(てんこく)
篆刻とは文字通り『篆書を刻む』ことですが、もっと具体的に言えば、『石、木、銅などの印材に篆書を用いて印を刻す』ことです。
篆刻で印は、一般の認印、実印などと違い必ず書としての筆意の美しさがなければなりません。
書画の作品に署名して印を押すことを「落款(らっかん)」を入れるといいます。
「落款」を入れて初めて「作品」となります。
書画用はもちろんのこと、自分や人の幸せを願って(絵手紙、年賀状、暑中見舞い、普通ハガキなどに使用します。又、長寿や、結婚、出産のお祝のプレゼントにも大変喜ばれています。
中国では、吉語印をお守り代わりに持っている習慣もあるそうです。
◎ 姓名印 個人の姓名を刻したものです。
◎ 雅号印 本名とは別につける風雅な名前の印の事です。
◎ 引首印(関防印) 書幅の頭初に押す印です。
◎ 収蔵印 所蔵する書籍・書画・法帖・拓本等に押す印です。
◎ 遊印 吉祥語・成語・吉祥図案印・肖形印です。
青田石(せいでんせき)・寿山石(じゅざんせき)・巴林石(ばりんせき))を使用しています。
日本遊印アート協会公認講師